「画家を目指している人は
どうしてアクリル絵の具を
使う人が多いの?」
アクリル絵の具でこれから絵を始めようと考えている人
別の絵の具を使ってみたいと考えている人は
この記事を読んでみるとアクリル絵の具を使ってみたいと感じるはずです。
本記事では、アクリル絵の具の特徴について
簡単にわかりやすく解説していきたいと思います。
アクリル絵の具を使う理由【効率性と万能性を兼ね備えた5つの特徴】
![アクリル絵の具を使う理由【効率性と万能性を兼ね備えた5つの特徴】]()
『どんな絵を描きたいか決まっていない人はアクリル絵の具から始めることをオススメします』
なぜなら、アクリル絵の具ほど万能な絵の具はないからです。
水彩画のような淡い描き方ができれば
油絵のような重厚な描き方もできます。
当然、メリットもあればデメリットもありますが
まず絵を描く事を始めてみたいという人は
どちらの特性も持っているアクリル絵の具を使うと
ある程度方向性が決まってくる事は間違いないでしょう。
では、アクリル絵の具は具体的にどんな特徴を持っているのかについて
5つ紹介していきたいと思います。
◆乾燥がはやい
『油絵の具よりも乾燥がはやい為、効率よく作品を作ることができます』
油絵の具は乾燥するのが遅く、乾いてからじゃないと
重ね塗りができません。
どうしても一筆一筆描く毎にアドバンテージが発生するものですが
アクリル絵の具はそれとは逆に速乾性があり
時間のアドバンテージが無い分、油絵の具よりも効率よく作業を進められるのです。
◆油絵のように重ね塗りができる
『重ね塗りすることで重厚感のある作品を作ることができます』
アクリル絵の具は水分量を調整する事で
描き方を変えることができるので
なるべく水分が無い状態で上から重ねて塗っていくと
平面に立体感のある厚みを表現する事ができるのです。
これは油絵の具の特徴であり
水彩絵の具では表現できない描き方でもあるので
速乾性があるアクリル絵の具と相性抜群の描き方だと言えます。
◆水彩画のような透明感を表現できる
『水彩絵の具のような描き方もアクリル絵の具で表現できます』
先程は油絵の具のような重厚感が表現できると説明しましたが
水分量を多めに描くことで水彩画の特徴である
透明感のある作品を描く事ができるのもアクリル絵の具の特徴です。
◆耐水性がある
『乾けば絵の具が水に溶けることはありません』
厚塗りをしても、水彩画のように水分を多く含んだ透明感のある描き方をしても
乾けば色が落ちることはなくなります。
耐水性があるので長期保存にも向いていて
劣化しにくいのでクオリティの高い状態と保つことができます。
◆接着力が強い
『石や壁など様々な素材に描く事ができます』
アクリル絵の具は接着力が強いので、紙以外の素材であっても
しっかりと色を乗せることができます。
石に描いたとしても色合いが落ちることはなく
むしろその素材が活きた表現が可能になるので
紙以外に描きたいという人にもおすすめです。
アクリル絵の具のデメリット
![アクリル絵の具のデメリット]()
『アクリル絵の具は万能なようで万能ではありません』
なぜなら、油絵の具ように描けますが
完璧に油絵の具を表現できる訳ではなく
水彩絵の具のように描けますが
完璧に水彩絵の具を表現できる訳でもないのです。
水分量の調整によって幅広い表現が可能なのは事実ですが
自分自身が透明感のある絵を描いていきたいと考えるのであれば
水彩絵の具を使った方がいいと思います。
逆にアクリル絵の具でしか表現できない部分もあるので
それを極めていくことも可能です。
でも、まずはアクリル絵の具で自分の絵がどの方向に進めばいいのか
確かめる為にも初心者の方が最も入りやすい絵の具だと思います。
もし、どんな画家になろうか迷っている人は
アクリル絵の具から試してみてください。