絵は楽しむものというだけでなく
知らず知らずのうちに人間に大きな影響を与えていることから
アートと健康は密接な関係がある事がわかっています。
本記事では、アートに触れる事で
どのような健康効果があるのかについて詳しく解説していきます。
アートは健康に良い効果をもたらす【心と身体を癒す絵画の力】
![アートは健康に良い効果をもたらす【心と身体を癒す絵画の力】]()
『アートは心を癒して内側から健康的な体を促進させます』
「病は気から」と言われるように
精神的に過度なストレスを受けると
体調を壊してしまったり、大きな病気を引き起こす引き金になってしまうなど
内側から健康を崩してしまう事が現代社会においてはほとんどだと思います。
絵が人に与える心理的効果【絵画を見る(鑑賞する)メリットについて徹底解説】
コチラの記事でも解説しているように
絵は見るだけでストレスを軽減したり、心を癒す力があったりと
人間にとってプラスの効果を発揮する事が分かっています。
薬などを使わないアートセラピーという心理療法があるように
アートを利用した治療は少しずつ研究されてきています。
ただ、まだ明確な治療に役立つという結果は出ておらず
幅広い項目の中で効果が立証されたものが少ないのは事実。
でも、アートに秘められている人間の健康に関係する効果において
今でも様々な研究が進められている現状に誰もが期待を寄せています。
そんな、まだまだ未知の世界でもある
アートと健康との関係性において
はっきりと効果が分かっている部分についても紹介していきたいと思います。
アートで脳は若くなる
![アートで脳は若くなる]()
『長生きした芸術家はたくさんいます』
かの有名なピカソも92歳まで生きていたり
日本でも100歳を超えた芸術家はとても多く
手を動かして絵を描く事は、脳に良い刺激を与えて
若返りの効果があると言われています。
絵を描く効果は
お絵かきは大人も子供も成長させる【絵を描く環境が脳と心に与える効果】
こちらの記事でも紹介していますが
観察力や想像力、表現力を頭をフル回転させながら使っている為
「認知症の予防」にも効果を発揮すると期待されているのです。
また、認知的予備力という年を取る事に対しての抵抗力が高まる効果もあり
アートによって心が若くなり、それによって脳が若くなり、身体も若くなる。
こうした良い循環が生まれる事によって健康になっていきます。
病院にアートを取り入れる効果
![病院にアートを取り入れる効果]()
『アートを取り入れた病院では経費削減に成功しています』
なぜなら、アートの力によって入院日数の短縮、それによる薬の量が減り
スタッフの負担も軽減できるようになったからです。
では、実際にどのような取り組みをしているのかというと
ベッドから見える範囲にかわいいイラストが描かれていたり
アーティストと共に作品を作るといった創作活動をするなど
患者といろんな形でコミュニケーションをはかる取り組みをされていました。
それによって、80%以上の患者が痛みが和らいだという効果を感じたり
採血にかかる時間も通常の半分以下に短縮されるなど
精神的にも肉体的にもケアできていると実感しているそうです。
アートは視覚から脳を刺激したり
体験する事で実際に触れながら創作活動に集中するなど
病院という特殊な空間の中で感じる不安や孤独を
そうした方法を使って軽減できるという事は立証されています。
こうした結果から、今後もアートを活用した病院づくりは
増え続けていくと予想されます。