絵を描く仕事を受ける時の鉄則【対等な関係を築く重要性】

絵を描く仕事を受ける時の鉄則【対等な関係を築く重要性】art
「絵の依頼を受けたけど要望に不満を感じている」
「完成した作品が依頼者のイメージと違っていたらどうしよう」
画家をしていると一般の人から絵を描いて欲しいと依頼を受けたり
時には企業からのオファーを受けたりします。

その時に生じる問題として一番多いのが
依頼者のイメージと自分自身のこだわりとの相違です。

本記事では、そうした絵を描く仕事を受ける時
どのようなことに気を付けたらいいのか。

依頼者と相違があった場合
どのように解決したらいいのかについて解説します。

絵を描く仕事を受ける時の鉄則

絵を描く仕事を受ける時の鉄則
『仕事を受ける時には3つのルールがあります』

自分の我を強く押しすぎても
相手の要望を聴きすぎてもいけません。

それぞれがプロとしての基準があり
それを尊重する心がないと仕事は成り立ちません。

絶対に上手くいく方法なんて世の中に存在ませんが
失敗する確率を下げる方法はあります。

◆相手と対等な関係を築く

『相手の要望を100%受け入れることはありません』

かと言って、ないがしろにしてもいけません。

このバランスが難しいんですよね。

でも、少なくとも仕事を受けて、それを相手に提供するという事は
誰かしらがその作品を目にするはず。

それが、相手からの要望を100%受けてしまった作品だと
それは「あなたの作品」ではなく「依頼者の作品」になってしまうという事です。

あくまでも相手と対等な関係を築き
依頼を受ける側の要望にも応えてくれる相手でなければ
仕事をする意味はないと思います。

誤って一度でもそうした要望を受け入れてしまうと
継続的にそうした作品を創り続けなければならないリスクもあり
それはあなたが活動を続けていく上で
大きなストレスになることは間違いあいりません。

◆こだわりはあなたのブランドを作る

『こだわりがあるから人はあなたの作品だと認識してくれます』

世の中のブランドを思い浮かべてください。

シャネルやルイ・ヴィトンなど、街中を歩いていてもすぐにわかりますし
ピカソの絵も一目見て分かるくらい特徴的
企業のロゴなども一瞬で認識できると思います。

それと同じように、あなたの作品もこだわりを貫き続けることで
多くの人に認知してもらえる可能性があるということです。

こだわりがなければ、その他大勢に紛れてしまって
あなたの作品かどうか認識してもらいにくくなります。

作風は変わったとしても「こだわり」だけは捨てない。

もし、こだわりを捨てる時は別のこだわりへと移行する。

どちらにしろ「こだわり」は持っていなければなりません。

自分の作品のこだわりは何なのか自分自身が認識しておくことが大切です。

◆揉めそうな時は折衷案をさがす

『自分にこだわりがあるように、相手にもこだわりがあります』

お互い譲れないポイントは必ずあり
それぞれが本気で取り組んでいるからこそ
ぶつかり合う事は少なくありません。

そんな時は、お互いにイーブンな関係を保ちながらも
譲れる部分は譲るスタンスを持っておくことが大事。

100%譲れない部分とココだったら相手に合わせられるという内容を明確にして
それを必ず相手にも伝える。

そして相手の譲れる部分と譲れない部分も明確にして
折衷案をさがしていくと話し合いがうまくいきやすい。

それでも話し合いが決裂するのであれば
それでいい。

最初から最後まで頑固を突き通すのが正解の時もあります。

でも、話し合いの中で新しい発想が生まれる事もあるので
心の中で壁を作るのではなく、言葉として相手に伝えながら
譲歩できる部分は譲歩していかないと仕事としては成り立ちにくくなる。

コミュニケーション能力は画家にも必要

コミュニケーション能力は画家にも必要
『人と関わる技術を身につけないと仕事は獲得できません』

ここで言うコミュニケーション能力は
特別話す技術が高くないといけないとか
プレゼン力がないといけないという話ではありません。

コミュニケーションにもいろんな方法があって
SNSで文章上で信頼関係を築く方法もあれば
営業力で仕事を獲得する事もできたり
絵の技術力だけで人を魅了する人もいて
そのどれを選ぶのかは人それぞれで自由です。

でも、そのどれを選んでも「人の心を動かす」だけの「何か」を
伝えなければ、人が動く事は絶対にありません。

自分に合ったコミュニケーション能力を磨き
信頼関係を構築して仕事を獲得する事は
大昔も今も原理原則は変わらないのです。

結局、人と人とが関わり合って成り立つ世界は
これからも続いていく事は決まっているので
日々努力していく事が大切になってきます。
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観る人が心地よいと感じる技法を用いて描いています。

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熊内孝之のアート×ビジネス会議
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