こんな質問が届いたのでお応えします。
新しい商品のアイデアを具現化させるのは
やったことが無ければ大変な作業だと思いがちなんですよね。
つい最近、数か月間にわたって試行錯誤した商品を
リリースすることになったので
その裏側について公開していきたいと思います。
おそらく、この記事をみれば
「なんだか自分でもできそう…」と感じてもらえるはず。
新商品開発の苦悩【アートを広める為に「大きいロココロ」をリリースする裏側公開】
![新商品開発の苦悩【アートを広める為に「大きいロココロ」をリリースする裏側公開】]()
『大きくて、かわいくて、おしゃれなアートインテリアを作りたい』
今まで「ロココロ」という14㎝×14㎝の置き型絵画インテリアを
多くの人に届けてきたのですが
今回はその倍以上の大きさの30㎝×30㎝の置き型絵画インテリアを作ってみました。
※ちなみに14㎝×14㎝のロココロはコチラ
↓↓
![ロココロ]()
![ロココロ]()
※30㎝×30㎝のロココロはこんな感じです。
↓↓
![ロココロ]()
![ロココロ]()
「シンプルに倍の大きさにすればいいだけじゃない?」
と思うかもしれませんが、大きくするだけでいろんな障害が出てくるものなんです。
では、実際にどのような経緯から大きいロココロを
どのように商品化していったのかについて解説していきます。
◆お客様の声からニーズを知る
『お客様から要望が届いたら、それはチャンス』
今回の商品化に関しても
実際にお客様の声が圧倒的に多かったので
商品化を試みました。
小さいサイズの需要が一定数あるように
大きいサイズの需要も一定数あります。
14㎝角のアートインテリアは
誰にでも、どこにでも飾れる事でリピーターが多いのですが
その中で最も問い合わせが多かったのが
「この倍くらいの大きさにすることはできませんか?」
というものでした。
日本は100㎝角くらいの大きさだとあまり好まれませんが
いろいろ調査をしていくと
30㎝~50㎝くらいの絵画を飾りたいという声が多く
サイズ展開をしていくことを視野にいれて活動する事になりました。
◆大きくすることによる問題点
『大きくするだけでコストが数倍になりました』
小さいからこそ受注生産に対応できたり
在庫管理がしやすかったり
コストを抑えられるメリットがたくさんありました。
でも、大きくする事によって
今までと同じ仕様にすると
ほんの少しのズレによって販売不可になってしまったり
完全オリジナルで作成している分
コストが高くなってしまう事に気付いたのです。
ほんの少しのズレも起こさずミスを0にしたり
生産性を高める為にコストがかからない仕様にする為
一から設計図を書いたりしました。
商品化まで持っていくのに
問題点を改善していく作業は意外難しくはなくて
目の前にある課題に対して
しっかりと向き合えばアイデアは無限に出てきます。
それを条件に合わせて選択していくだけなので
案外誰にでも出来る作業です。
◆こだわりがブランドを作る
『壁掛けではなく「置き型」にこだわりました』
絵を壁にかける習慣がなかったり
賃貸で壁に穴を開けられない人が多い日本では
置くだけで簡単に飾れる「置き型」にする必要があると私は考えています。
実際に置き型の絵画インテリアを全面的に打ち出している企業はなく
絵画=壁掛けのイメージでそのまま販売している場所ばかりなので
その「こだわり」の部分を無くしてはいけないと考えていました。
だから、
大きくても置くだけで飾れる大きさの限界はどれくらいか?
大きくても置いて飾る為にはどうしたらいいのか?
大きくてもかわいいデザインにするにはどうしたらいいのか?
「置いて飾る」
その一つの基準があるだけで
すべてのデザインが決まっていきます。
こうした「こだわり」を持つ事は
制限がかかることによって出来ない事も増えるデメリットもありますが
製作する上での基準や顧客の認知度アップなど
それを上回るだけのメリットがあります。
なので、商品開発には何か尖ったこだわりがある事によって
「ブランド」を作るきっかけにもなるのです。
アートを気軽に楽しむ世の中へ
![ロココロ]()
『ロココロは日本のアートへの関心を変える可能性を秘めていると考えています』
アートに関心がないわけではないけど
日常にまで浸透していない日本の状況は
なにか一つの要素が加わるだけで
価値観や習慣が大きく変わると僕は感じています。
アートを気軽に楽しめる世の中になれば
日常が少し明るくなったり
ストレスが少し減ったり
創造力が少しアップしたり
この「少し」が日本人全体に普及すれば
それは大きな変化へと繋がるのではないか・・・。
その為にアートを普及させる活動は必要ですし
何よりも、僕がアートによって人生が変わったように
アートの力を多くの人に感じてほしいと思っています。
アートを気軽に楽しむ世の中へ…
今日も前進していきます。