「子どもがお絵かき
している時、親はどんな事に
気をつければいい?」
子育てしていて、ふとそんな疑問を抱いた親はたくさんいると思います。
子どもは遊びの中で成長していきます。
その中でも、一番クリエイティブな思考を働かせるのが「お絵かき」。
お絵かきは絵が上手になるだけではなく
脳と心にいろんな効果を与えてくれます。
本記事では、お絵かきの持つ力について
詳しく解説していきます。
この記事を書いている僕はアート関連の仕事をしながら
4人の子どもを育てているので
実際に勉強したり経験した事を元にお伝えしていきたいと思います。
お絵かきは大人も子供も成長させる【絵を描く環境が脳と心に与える効果】
![お絵かきは大人も子供も成長させる【絵を描く環境が脳と心に与える効果】]()
『お絵描きをすることによって脳と心は確実に成長していきます』
それは子どもだけでなく親も一緒です。
いろんな事をイメージしながら描く絵は
脳と心にいろんな効果を与えてくれます。
◆脳に与える効果
『指先を動かす事は脳のいろんな部分を刺激します』
お絵かきは
「観察力」「想像力」「表現力」
を身につける最適なトレーニングです。
鉛筆やクレヨンを巧みに動かして
線を描く作業は単純なように見えて複雑。
細かい神経が通っている指先を使う事で脳をフル回転させています。
絵を描く時は右脳を中心に使っていると言われています。
右脳を鍛える事によって
「絶対音感」「イメージ力」「ひらめき・直観」「記憶力」「計算力」
このような能力を身につける事が出来ます。
僕たちは日常生活の中では基本的に
左脳(論理的思考力・言語力)を使っています。
なので、右脳は意図的にトレーニングしないと
なかなか能力は伸びません。
その為にお絵かきは右脳を鍛える最適なトレーニングと言えます。
特に子どもはお絵かきによってぐんぐん成長していきます。
想像して表現する事を楽しみながら学べるのです。
◆心に与える効果
『お絵かきは感情表現』
絵を描く事は自分の感情を表現している事と同じです。
子どもは大人以上に毎日多くの事をインプットしています。
それをアウトプットする場の一つとしてお絵かきがあります。
泣いて、怒って、喜んで、悲しんで、それらの感情表現は突発的なもので
しっかりと自分の心と向き合う時間が子どもにも必要になってきます。
お絵かきで自己表現する事によって
心の中にある喜怒哀楽を表現し、子供の心は安定します。
心が安定すると子どもにとっての余裕が生まれ
優しくなれたり、集中力がアップするなどの相乗効果も期待されるのです。
お絵かきの時に親がしてはいけないこと
![お絵かきの時に親がしてはいけないこと]()
『多くの親は子どもに間違った教え方をしています』
どんな子どもでもお絵かきするのは大好きなので
小学生や中学生になってから苦手意識が生まれる前に
親が手助けしてあげながら共に成長する事が大切になってきます。
その時に親がしてはいけない事についてまとめてみました。
◆失敗しても叱らない
『失敗しても大丈夫な環境を作る事が大切』
お絵かきをしていると
どうしてもクレヨンでテーブルを書いてしまったり
絵具を床に垂らしてしまったり
怒ってしまう場面が出てくると思います。
ただ、子どもは上手く出来なくて当然で
そこで怒ってしまうとお絵かきが嫌いになってしまう可能性があります。
親が出来る事として
絵具を垂らしてもいいように新聞紙を敷いたり
テーブルも紙を敷くなどの工夫をあらかじめしておく事が大切です。
他の絵と比べない
『満足感を満たしてあげる事が大切』
自分の子どもとなると
ついつい他の子どもと比べてしまう事は意外と多いのです。
それが悪口じゃなくても
子どもは自分の絵と比べられている事を
マイナスな印象に受け取ってしまう事は多々あります。
子どもの絵を単体で認めてあげる。
満足感を満たしてあげる事が大切です。
◆毎回自由に描かせない
『描き方を教えてあげる』
子どもにとって「自由」に描く時間は必要ですが
親がサポートしてあげる時間も必要です。
色の付け方や描く順番を決めてあげたり
テーマを決めて絵を一緒に描いてもいいと思います。
何か「制限」をかけてあげる事で
子どもなりにそれを守ろうと一生懸命頑張ります。
そうする事で絵が上達すると共に能力もアップします。
お絵かきはかけがえのない大切な時間
![お絵かきはかけがえのない大切な時間]()
『子どもは毎日大きく成長します』
大人になってからいつ絵を描きましたか?
子育てしていて、子どもがまだ小さいのであれば
お絵かきしているのを見ているだけでなく
一緒にしてあげる事によって得られるメリットはたくさんあります。
1日10分でもいいから一緒にお絵かきするだけで
子どもとのコミュニケーションや成長
それと共に自分自身の能力アップにも繋がるのであれば
やらない選択肢はないと思います。
子育てする中で、家事洗濯をしながら
子どもと一緒に遊ぶのは大変なのは分かります。
それでも、その一日一日が子どもにとってはかけがえのない時間です。
短い時間でもいいから
一日の中でお絵かきの時間を作ってあげてみてください。