新型コロナウイルスが流行した事によって
ギグワーカーとして働く人が100万人も増えた事が話題となりました。
あまり聴きなれない言葉なので
この記事を読んで初めて知る人も少なくないと思います。
本記事では新しい働き方として注目を集めているギグワーカーとは
具体的にどんな働き方をするのか詳しく解説していきます。
ギグワーカーとは?【コロナの影響で増加している新しい働き方】
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『ギグワーカーとはインターネットと通して募集している単発の仕事から収入を得ている労働者のことです』
ギグワーカーは一般的な社員とは異なり
社会保険や労働法などが適応されず
単発で仕事を請け負って収入を得る為
継続的に仕事を請け負わなければならないという事もありません。
このように長期的に継続して働くことなく
単発の仕事をする人が増え、それを中心とした経済を
ギグエコノミーと呼んだり増します。
◆ギグワーカーの働き方
『ギグワーカーは働く側も雇う側も効率的に仕事が出来ます』
具体的にどのような働き方をするのかというと
UberEats(ウーバーイーツ)を思い浮かべていただければわかりやすいと思います。
雇う側はアルバイトを雇って注文がない時間も時給を支払う事を考えると
ウーバーイーツのように注文が入った時だけ配達してくれる人がいた方が
明らかにコスパよく人を雇う事ができます。
また、働く側はシフトで出社する日が決まっていたりしない為
好きなタイミングに好きな時間だけ働く事ができます。
このように、なにかに縛られることなく
働ける環境は今までにない新しい働き方だと言えます。
ただ、基本的に誰にでもできる仕事が多い為
大きく稼いでいる人はほんの一部だと言われています。
むしろ大きく稼いでいる人は専門的なスキルを利用して
単発的に大きな報酬を得ている為
アメリカでは年収1千万円を越える人もいるらしいです。
持っているスキルによっては最高の働き方になるのがギガーワーカーです。
◆ギグワーカーが増加している理由
『ギグワーカーは今までの働き方の中で最も柔軟性があります』
多様性な時代だからこそ
これまで様々な働き方が生まれてきました。
その中でも働く側がもっとも自由で柔軟性のある環境で働けるギガワーカーは
多くの人達にとって魅力的だと感じる部分は多いと思います。
・空いた隙間時間に働くことができる
・スキルや時間に合わせて仕事ができる
・本業をしながら収入を増やしやすい
・誰でも簡単に始められる仕事が多い
・雇う側は人件費を節約できる
このような理由からギグワーカーは増加しています。
保障がない代わりに過度な責任もありません。
課せられた業務をこなせば
未来に向けたビジョンを実現する為の計画も
面倒なコミュニケーションも必要無くなるのが特徴です。
ギグワーカーの未来
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『アメリカでは43%もの人がギグエコノミーに属しています』
アメリカでギグワーカーという働き方は当たり前となっていて
それで収入を得ながら生活している人はたくさんいます。
平均年収は630万円とも言われていますが
そのほとんどは特別なスキルを持った人に限定されています。
日本もアメリカの後を追ってギグワーカーという働き方が
浸透してくると思いますが
まだまだ「働く=正社員」という認識は無くならないと思うので
少しずつ広まっていくことが予想されます。
また、日本は少子高齢化が進んでいる事もあって
将来の経済状況に不安を抱えている若者が増えてきている事から
安心や保障がある正社員になる事を望む人は必ず一定数いるはずです。
このような背景からギグワーカーは増え続けますが
今回のコロナのような特別な環境が無ければ急激に増える事はないでしょう。
ギグワーカーだけで生活できる?
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『ギグワーカーだけで生活する事はできますが安定はしません』
特別なスキルが無い限りギグワーカーだけで生計を立てるのは
あまりおすすめできません。
今後ギグワーカーが増えていく事が予想される中で
一人一人が仕事をする時間をシェアしていく事を考えると
時間はあるけど仕事が無い状況になる事が考えられます。
そもそも単価が低いので、時給換算すると500円以下なんてこともあります。
今はウーバーイーツなどで一日2万円稼ぐ人もいるそうですが
信頼を積み重ねていくのではなく、あくまで単発で仕事を請け負うとなると
安定して仕事を任されるなんてこともなさそうです。
そうであれば本業をしながらギグワーカーとして
隙間時間を利用して働く方法が一番賢いやり方になるのではないかと思います。
休日や仕事が終わってから少しの時間を
ギグワーカーとして1時間でも2時間でも積み重ねれば
毎月いまの給料よりもプラスで稼ぐ事ができるようになります。
これからは会社に依存しながら生きていくより
自分自身で生き抜く力が必要となってきますので
そうした収入を得る方法をいくつも持っている事が安定へと繋がっていきます。
ギグワーカーだけでなく、本業以外で収入を得る方法はたくさんあり
今の段階から様々な働き方を実践している事で
いざ会社からリストラを言い渡されてもいい状況を作り出しておくことが
これからは大切になっていくのではないでしょうか。