転職業界の中では35歳という年齢をボーダーラインとして
転職成功率が激減すると言われています。
でも、今実際に35歳間近であったり、すでに過ぎているという人は
本当に転職できないのでしょうか?
望みを捨てなければならないのか?
そうした疑問や悩みを抱えている人の為に
本記事では35歳以上の転職事情について詳しく解説していきます。
35歳以上の転職事情
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『35歳以上の転職は有利になる人もいれば不利になる人もいます』
現実問題35歳以上になると転職が厳しくなるのは事実です。
でも、転職が出来ないかというとそういう訳ではありません。
昔に比べて転職が当たり前になってきている環境もありますが
逆に35歳以上を求めている企業の案件というのも存在しているのです。
ですので、35歳過ぎてるから転職を諦めよう…と考えるのではなく
これから説明する内容を理解してチャレンジしてみる事が重要となってきます。
35歳を過ぎると転職が難しくなる理由
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『企業側のボーダーラインとして35歳までとしている企業がほとんど』
転職サイトで検索してみるとわかるのですが
「35歳までの人材を求む」という条件を出している企業が
ほとんどだという事に気付きます。
35歳以上の転職が難しいと言われている根底には
この理由が一番に挙げられると思います。
では、なぜ企業側は35歳をボーダーラインとしているのか。
その理由は2つあります。
◆未来への可能性
『年齢が高くなればなるほど企業側のリスクは上がります』
日本の企業はいまだに終身雇用制という考え方が
抜けきれないという背景もあるのですが
年齢が高くなれば会社に長くいれる期間が短くなり
貢献度が若い人に比べると下がると考えています。
例えば35歳の人を雇うと60歳まで25年現役で働いてくれますが
新卒で22際の人を雇うと60歳まで38年現役で働いてくれる可能性があります。
つまり、企業側にとっては38年-25年で13年も機会損失してしまうと考える訳です。
また、新卒と違って転職となると年齢に応じて給料も少し高めに設定される事が多く
「もし思ったように育たなかったら…」
と考えるとその分のマイナスも視野に入れなければなりません。
そうした未来への可能性が低くなるリスクが理由の一つとして挙げられます。
◆育成の手間
『年齢が高ければ高い程、癖があると考えられます』
今までの経験を武器に出来るのが転職ですが
まったくの未経験の場合、それが足かせになる事もあります。
今までの会社の社風などによって
固定観念が強く思い通りに育成できない可能性もある為
通常よりも手間がかかってしまうと考えます。
また、若年層が多い企業であれば
年下が上司になることも珍しくはありません。
そうした人間同士とのコミュニケーションが
円滑に進むかどうかなどの心配も拭いきれないところです。
面接でどれだけ好印象だったとしても
実際に働いてみないと細かい部分まではわかりません。
雇ってしまってからでは、なかなか解雇できないという環境も
企業側からするリスクになってくるでしょう。
こうした2つの理由から35歳以下を求める傾向にあると考えられます。
35歳以上でも転職に有利なケース
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『即戦力であれば35歳以上でも転職は有利に働きます』
企業側は30代でも40代であっても実力のある即戦力を求めています。
特別なスキルであったり、資格を持っているだけで
今よりも高い給料で雇ってくれるケースも少なくありません。
むしろ、同じ企業で35歳までいたとしたら
自分自身の市場価値に気付いていないケースもあります。
たとえば年収400万円をもらっていたとして
実際に転職活動をしてみると
「あなたの市場価値は500万だった」
なんて事はザラです。
こうした井の中の蛙状態で損をしている事も現実としてあるのです。
なので、今35歳付近で実際に悩んでいる人は
試しでもいいので転職活動をしてみる事をおすすめします。
登録してエージェントに相談するだけで
あなたのスキルでどのような案件があるのかといった事はすぐわかります。
35歳だからといって諦める事はありません。
まずは一歩踏み出してみる事が大切です。