ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用の違い【AI時代の日本の働き方の変化】

ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用の違い【AI時代の日本の働き方の変化】job-change
「ジョブ型雇用ってなに?」
「メンバーシップ型雇用が
減っていくって本当?」
あまり聞きなれないこの2つの言葉は
AI時代の日本の働き方において重要になってくると思われます。


リモートワークが一般化してきている事によって
企業は社員の雇用方法を変える動きが見られるようになりました。


この仕組みを理解しないとこれから働きにくくなり
仕事に困ってしまう側にまわってしまいますので
社会の動きを理解して今後に備えていく為に
ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用の違いや変化に対して
どのように適応していくかについて詳しく解説していきます。

ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用の違い【AI時代の日本の働き方の変化】

ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用の違い【AI時代の日本の働き方の変化】
『ジョブ型雇用によって天国と地獄に分かれます』


大袈裟に聞こえるかもしれませんが
ジョブ型雇用は万人にとって良い方向に進むのかというと
そうではありません。


メンバーシップ型の働き方からジョブ型の働き方に移行していく事によって
確実に働きにくい環境になる人は増える事が予想されます。

逆にジョブ型雇用が合っている人にとっては
年収が大幅に上がるとも言われています。

社会全体で見ると生産性が上がる為
けしてデメリットばかりではありません。

そんなジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用について
それぞれ特徴やメリット・デメリットについて説明していきます。

◆ジョブ型雇用の特徴【メリット・デメリット】

『ジョブ型雇用とは職務が限定された雇用契約の事です』


専門的なスキルを持っている人材を雇用するという事は
雇用された側はそれ以外の仕事をしないという事になります。

つまり、専門的なスキルが基準値に達してる事が雇用の条件であり
それを下回る場合は不要な存在となる可能性もあるという事です。

職務に合わせて人材を確保していく為、研修なども行わず
自らスキルを高めていく事を求められます。

もともと高いスキルを持っている人や成長していく意欲がある人からすると
その基準値に合わせて収入も増えていく傾向にありますが
スキルが周りよりも劣っていると、明らかに収入に差が出る為
実力主義の働き方と言えます。

◆メンバーシップ型雇用の特徴【メリット・デメリット】

『新卒一括採用の総合職がメンバーシップ型の雇用となります』


簡単に言うと、なんでもできるようになる
ゼネラリストを作る日本特有の雇用形態です。


1年目は営業、2年目は広報、3年目は会計といったように
専門的に何か一つに絞って仕事をしていくのではなく
会社の中のノウハウを幅広く学ぶ事で
会社を支える人材を育てていく仕組みとなっています。

年功序列で長く勤めれば給料もそれに比例して上がっていくケースが多く
今では無くなりかけている終身雇用制のように
一つの企業で生涯勤め上げる事で安定を手に入れる事がメリットとなります。

逆に大きく飛躍できる環境が整っていなかったり
専門スキルで伸び悩んだ時に別の部署への移動などが難しく
退職というリスクが高くなる事がデメリットだと言えます。

雇用の変化への対応方法

雇用の変化への対応方法
『国際競争力を上げる為にはジョブ型雇用に移行するしかありません』


なぜなら、今までのメンバージップ型の働き方では
仕事が出来ても出来なくても年齢が上がれば給料が上がる仕組みでした。

それだと
「仕事をして給料を貰う人」「給料を貰って仕事をする人」とに大きく分かれます。


企業は無駄で生産性の無い人件費を
払い続けるリスクを抱えながら経営をしなければならなくなるのです。

実際にリモートワークが一般化した今
自宅で生産性を下げずに仕事をしている社員と
まったく利益を生み出せない無能な社員が浮き彫りとなりました。

それまで、ろくな仕事もせずに会社に出社するだけで
給料を貰えていた社員が数多く存在していた事に
企業側もようやく気付く事ができたのです。

このような背景から生産性高く仕事をする為には
専門的なスキルを持っている人を雇うジョブ型雇用の方が
国際競争力を上げる唯一の社会的戦略になると考えられるようになりました。


この流れは今後も加速していく事が予測されます。

「今自分はどんなスキルを持っているのか?」

この問いに対して、これまでメンバーシップ型で働いてきた人達は
上手く答える事が出来ないと思います。

営業もした事もあるし、会計も少しは経験している、
社会人経験は長いけど専門家と呼べる程のスキルは知識は持っていない…

もし、そのような状態であると自分自身を分析できたのであれば
危機感を持った方がいいと思います。

今までのようなゼネラリストが求められていた時代は終わり
スペシャリストが求められる時代となります。

これまでの働き方がゼネラリストだった人は
今からでも何か専門分野に特化してスキルを伸ばす環境を作らないと
5年後には仕事が無くなってしまう可能性があります。

そうならない為に、今日からでも行動を起こして
人生を変える為に努力していかなければならないでしょう。
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