「生命 -life-」
という作品は飾る人に命の大切さに気付いて欲しいと願いながら描きました。
真ん中に堂々とそびえる大樹。
そのまわりを鮮やかな色が彩り
神秘的な雰囲気を表現。
立体感と奥行のある大樹と抽象的な色を乗せることで
不思議な世界観が特徴的な絵となっています。
観てくれる人が、生命の大切さに気付き
まわりにいる人達の存在の尊さに気付き
日常が今よりも幸せになるようにと描いた「生命 -life」について
この記事では詳しく解説していきます。
大樹は命の根源
![大樹は命の根源]()
『荒れた土地に植物は育ちません』
植物は栄養豊富な土壌があり
キレイな水があり
誰にも侵されることのない環境でしか育ちません。
相当な年月、その環境でなければ
「大樹」というものは存在できない。
だからこそ、そこには命を大切に出来る環境があり
雨が降っても、風が吹いても、嵐になっても
力強くそびえ立つ大樹には生命の根源として
昔から日本では神として崇められることもありました。
四季がある日本において環境の変化から逃れることは出来ず
天変地異にされされる可能性も高い。
そうした状況であっても
何十年、何百年と成長し続ける大樹は
癒しであり、心強く、でも繊細で
人間と共存してきた存在でもあります。
小さくても力強い命
![小さくても力強い命]()
『命をどのように表現するかにこだわりました』
命は当然ながら目に見えるものではなく
物体として存在しているものでもなく
色や形なんかもありません。
一言に「命」と言っても
人によって表現方法は様々で
共通認識できるものがないのが命です。
だからこそ、この絵を観て
生命を連想させるにはどうしたらいいか
いろいろ考えました。
力強くそびえ立つ大樹から
溢れ出てくるような色とりどりのシャボン玉のように
儚く今にも消えてしまいそうな…
でも、力強くそこに存在している…
そんな曖昧でありながらも
明確にそこに存在していることを
今回の作品では表現しました。
当然、観る人によって感じ方や見え方が違うと思いますが
それはそれでその人にとっての正解だと思うので
少なくともポジティブな印象を持ってくれたら嬉しく思います。
観る人が心地良い形
![観る人が心地良い形]()
『自己中な表現でありながらも観てくれる人の視点で創っています』
人は無意識のうちに「美しい」と感じる形があり
僕の作品のすべては「黄金比」によって計算して描いています。
そうした作品をずっと描いているからか
意図的に黄金比にしている部分もあれば
不思議と意図的にしていない場所まで黄金比に
結果的になっている部分も多々ありますね。
この黄金比によって
観る人は違和感を感じることなく
自然と美しいと感じて癒される作品になっています。
飾って心地良いということは
その空間で過ごす時間は
ストレスを軽減してくれたり
穏やかな気持ちで過ごしてくれるということ。
そんな時間を飾ってくれる人に
感じてほしいと思っています。