「アートは人生の中ですごく大切なことを教えてくれるって知ってた?」
戦争が起きても、飢餓になっても
世界から芸術という文化が途絶えることはありませんでした。
それは「娯楽だから」とか
そんな単純な理由じゃなくて
もっと人間の本質的な部分が関係しているから。
アートが生活必需品となっている海外では
絵を飾る習慣が当たり前に根付いていて
それには明確な理由があり
人は芸術に触れることで人生を豊かにできると
心の奥底のどこかで気付いているからなんです。
この記事では、アートが人生に
どんな影響を与えてくれるのかについて
詳しく解説していきたいと思います。
アートで人生が変わる3つの気付き

『アートで人生は変わる』
日本人はアートに触れる習慣がないからこそ
アートで人生は大きく変わる可能性があります。
それは、日常生活の中に当たり前であることで
気付いているようで気付けていない
重要なことをアートは明確に教えてくれる存在だからです。
今から説明する3つの気付きは
普遍的であり、人が人として豊かに生きる為に
必要不可欠な内容となるので
アートの必要性についてまだ気付いていない人や
知りたい人にとっては頭の中が整理される内容だと思います。
◆見え方の違いに気付く
『同じものを見ていても自分と他人の認識は異なります』
どういうことかというと
目の前にリンゴが置いてある状況で
それをデッサンして色をつけてくださいと言うと
10人中10人、色も形も違うものを描きます。
「それって画力の違いじゃないの?」
と思う人もいるかもしれませんが
そうではなく
大きく描く人と小さく描く人
色が赤色をベースに黄色をいれる人と
赤色をベースに青色をいれる人など
見えている印象によってリンゴの見え方に
変化が起こっているのです。
これはその時の体調や
年齢によっても異なってくるもので
それに気付くと
「自分と同じように他人は感じないもの」
という基準ができます。
当たり前のようで
意外と人は自分という基準を他人に
押し付けてしまう傾向があるので
それに気付けるだけで
自分以外への対応が大きく変わり
コミュニケーションが円滑に進むようになります。
◆個性の重要さに気付く
『あなたは誰でもない唯一無二の存在』
人によって見え方や感じ方が違う(感性が異なる)ことから
あなたにしか表現できないことがあり
あなたにしか歩めない人生があり
それはあなたという存在自体が特別で
他の誰も持っていない個性は貴重だということ。
なんかちょっと難しいですね。
要は自分の感性に自信を持って
それを個性として発揮すれば
大きな力になるということです。
自分にしか描けない絵があって
自分にしか気付けない表現がある。
アートに答えがないように
人生にも答えなんてものはありません。
だったら、人と違う事に違和感を感じ
協調性に重きを置く
日本人特有の考え方も大事ですが
そこに個性を加えると
もっと生きやすくなります。
◆本当の豊かさに気付く
『絵と向き合うことで本質に気付くことができます』
絵は写し鏡のようなもので
同じ絵をみていても
今の自分の感情が
そのまま絵をみた印象へと変化します。
それは良くも悪くも
その時の自分自身を客観的に
見る事が出来るんですね。
調子が良い時はなぜ調子が良いのか
落ち込んでいる時はなぜ落ち込んでいるのか
自分の人生を良くする為には何をすればいいのか
絵をみて自分自身と対話することで
その時の最適解を見つけるきっかけになります。
そうすると、意外とちっぽけな事で
悩んでいる事に気付いたり
気持ちを引き締めなければならないと感じたり
今すべき行動や感情へと引き戻してくれます。
些細なことが幸せであり
当たり前にある事は実は当たり前ではなくて
感謝しなければならない事だと感じる事で
日常を豊かに過ごす事ができるようになります。
人は芸術に触れなければならない
![人は芸術に触れなければならない]()
『芸術に触れることは人生と向き合うこと』
アートはお部屋を彩るものとか
おしゃれにコーディネートするものといった
単純なものではなく
人生において大切なことに
気付かせてもらえるもの。
絵を描く事や絵画鑑賞はいろんな見方があって
それは自由で人それぞれ異なるものですが
共通してアートに触れることで
自分自身という存在を受け入れて
本質を知ることで
人生をより良く幸せなものにするものだと
僕自身は考えています。
アートに触れる環境を作れば
毎日努力しなくても
能力の向上やストレスの軽減に繋がります。
それは誰にでもできることであって
特別なことではないということ。
だからこそ、
「芸術に触れなければならない」
と断定的な言い方をしていて
日本人全員がアートに触れれば
それだけで幸福度が一段階アップすると本気で思っています。
人によったら「バカバカしい…」と感じるかもしれませんが
いつかこの主張が
「あの時代はこんな主張をしている人がいるくらい
アートは身近なものじゃなかったんだよ」
と言える日がくることを願っています。