ネットショップを開設しようと思ったとき、多くの人が候補に挙げるのが BASE
と STORES です。どちらも国内で人気の高いネットショップ開設サービスですが、料金体系や機能、集客のしやすさに違いがあります。
この記事では、BASEとSTORESを 料金・機能・集客力 の観点から徹底比較し、どちらが「より稼げる」サービスなのかを解説します。
BASEとSTORESの基本情報

BASEとは?
BASE は、初心者でも無料で簡単にショップを作れることが魅力。テンプレートの自由度が高く、アプリ連携で機能拡張も可能。副業や個人クリエイターに特に人気があります。
STORESとは?
STORES は、シンプルで直感的な管理画面が特徴。決済手数料が低く、集客機能や販促ツールが充実しているため、スモールビジネスから本格的なショップ運営まで幅広く対応できます。
BASE vs STORES 料金比較
H3: 初期費用・月額費用
| サービス | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| BASE | 無料 | 無料 |
| STORES フリープラン | 無料 | 無料 |
| STORES スタンダード | 無料 | 2,980円 |
H3: 決済手数料・サービス利用料
| サービス | 決済手数料 | サービス利用料 |
| BASE | 3.6% + 40円 | 3% |
| STORES フリープラン | 5% | 無料 |
| STORES スタンダード | 3.6% | 無料 |
👉 少額取引が多いならBASE
、売上規模が大きいなら STORES のスタンダードがお得。
BASE vs STORES 機能比較

デザイン・カスタマイズ性
- BASE: 豊富なデザインテンプレートとアプリ連携で自由度が高い。
- STORES: シンプル操作で誰でも扱いやすいが、細かいデザインはやや制限あり。
販売機能
- BASE: デジタルコンテンツ販売、予約販売、定期便など多様な拡張機能。
- STORES: クーポン発行、予約管理、POS連携など実店舗との統合も強み。
集客・販促機能
| サービス | SNS連携 | SEO対策 | メルマガ | 広告出稿 |
| BASE | ○ | ○ | ○ | BASE Ads |
| STORES | ○ | ○ | ○ | Google広告・Instagram広告 |
👉 SNSを活用する個人は BASE、広告運用も視野に入れるなら STORES。
どっちが「稼げる」?BASEとSTORESの収益性

BASEで稼ぐメリット
- 初期コストゼロで始められる
- 少額取引でも安心
- クリエイター・副業向けに最適
👉 副業や個人クリエイターなら、BASE
STORESで稼ぐメリット
- 売上規模が大きくなるほど手数料が安くなる
- 広告や分析機能が強化されている
- 本格的なショップ運営に最適
👉 本格的なECサイト運営なら、STORES
1. 手数料体系の詳細と影響
- 決済手数料とサービス利用料
記事では、BASE は「決済手数料 3.6% + 40円、サービス利用料 3%」という条件、STORES は無料プランやスタンダードプランでの手数料率を比較しています。
ただし、実際にはキャンペーン割引、特別条件、決済方法(クレジットカード、コンビニ決済、後払いなど)による追加費用などが絡むことがあります。これらが売上の構成比(高額商品 vs 小額商品の比率)に影響を与えるため、手数料の「見かけ上の率」だけで判断してしまうとズレが出ます。 - 固定費 vs 変動費の比率
STORES の「スタンダードプラン」など月額固定費が発生するモデルを採ると、売上が小さい段階ではこの固定費が重荷になります。逆に売上が一定ラインを超えれば、固定費を吸収できるため全体コスト率が下がる効果があります。
つまり、「売上規模」によって最適なプラン構成が変わるため、収益シミュレーションを売上予想とセットで行うべきです。
2. 集客力・販促機能・拡張性
どれだけ良い手数料率があっても、お客さんを呼べなければ売上は立ちません。その意味で、集客力・販促機能・分析ツールの使いやすさが最終的な収益性を左右します。
- 広告・マーケティングとの親和性
STORES は広告連携や分析機能が強いと記事で言及されています。 これが意味するのは、広告投資をしながら効率的に顧客を呼び込む戦略を取りやすい、という強みです。
たとえば「購入に至るまでの顧客の動線分析」「広告の効果検証」「リターゲティング」などの機能が揃っていれば、広告投資対効果(ROAS)を高めやすくなります。これらは手数料率以上に収益性に直結します。 - 拡張性・未来対応力
事業が成長するなら、多様な商品、シリーズ展開、顧客管理(CRM)、リピート購入設計、サブスク、会員制度などを取り入れたくなります。こうした拡張性を後から追加しやすいプラットフォームであるかどうかが、成長フェーズで大きく響きます。
BASE はアプリ連携で拡張可能という点を記事でも触れています。ただし、それらアプリ連携の使い勝手・性能が実際にどれくらい優れているかは、実際に使ってみないと見えにくい面もあります。
3. 売上構造・商品構成・単価帯が鍵
「稼げるかどうか」は、どの商品を、どの価格帯で、どれだけ売るかによって大きく変わります。
- 小口多数 vs 高額少数
たとえばアクセサリー・雑貨など比較的単価が低めの品を多数売るモデルでは、手数料の差が大きく影響します。逆に高額商品の割合が高ければ、少しの手数料差は相対的に軽く見えることもあります。 - リピート性・継続モデル
一回購入モデルよりもリピート性が高い商品(定期購入、サブスク、継続購入を促す商品構成など)は、ライフタイムバリュー(顧客が累積で消費する額)が重要です。プラットフォームがこういうモデルを支えやすいか(顧客管理、定期便機能、会員特典機能など)を見ておく必要があります。
4. リスク・対応力・運営コスト
- 運営コスト
プラットフォーム利用手数料以外にも、送料・梱包資材・在庫管理コスト・発送ミス対応・顧客対応などのコストがかかります。これらはどのプラットフォームを使っても基本的には類似ですが、「効率性」「連携のしやすさ」「自動化対応度」が違えば、実質的な運営コストに差が出ます。 - プラットフォーム依存のリスク
将来的にプラットフォーム仕様変更、手数料改定、機能制限などのリスクもあります。どちらが“逃げやすい”か(移行しやすいか)も考えておくとよいでしょう。
具体な収益モデル例を使った比較シミュレーション案(仮設)

稼ぐ力を具体的に見たいなら、売上モデルを仮定して両者を比較シミュレーションするのが実務的です。例を挙げます。
仮に:
- 月の売上:100,000円
- 平均単価:3,000円 → 33件販売
- 決済手段:クレジットカード中心
- その他のコストは除く(純手数料比較用)
BASE のケース(仮算)
- 決済手数料 3.6% + 40円 → 3,000円 × 0.036 + 40円 = 108 + 40 = 148円/件
- サービス利用料 3% → 売上 × 0.03 = 100,000 × 0.03 = 3,000円
- 手数料合計:件数 × 手数料 + サービス料 = 33 × 148円 + 3,000 = 4,884 + 3,000 = 7,884円
- 手数料率換算:7,884 / 100,000 = 7.884%
STORES(スタンダードプラン仮定、手数料 3.6% 無料サービス料)
- 決済手数料:100,000 × 0.036 = 3,600円
- サービス利用料:無料
- 合計手数料:3,600円
- 手数料率換算:3.6%
この単純モデルだと、STORES 側が非常に有利になります。
ただし、これを別のモデル(売上が低い、手数料率が異なる決済手段が混ざる、クーポン割引導入、返金・キャンセル発生など)で比較すると、結論が変わる可能性があります。
総合評価と戦略的な選び方

副業レベルなら BASE、本格的に拡大するなら STORESが概ね合理的だと思いますが、それは「初期費用リスク」「スケール時のコスト」「広告・分析重視度」などの前提があるからです。
選ぶときには、以下のようなフレームで検討するのがいいでしょう。
- 初期売上見込み・成長ペース
最初は売上が読めない段階なら、固定費リスクが少ない方(BASE や STORES のフリープラン)が安心。ただし、それ以上に成長性を見込むなら、早めに上位プランに切り替えたときのコスト改善効果も見る。 - 商品構成・単価帯
低単価商品が中心なら手数料差が大きく効く。高単価商品や付加価値型商品なら、多少手数料が高くても他の機能性(顧客管理・分析機能)に価値がある。 - 広告運用・マーケティング戦略
広告をガンガン使って集客するつもりか、SNS主体で自然流入を重視するか。広告運用を主体にするなら、分析機能が充実している方が有利。 - 拡張性・将来性
今は小規模でも将来的に事業拡大を考えているなら、プラットフォームの機能拡張性・連携性・移行しやすさも重視すべき。
BASEとSTORESの使い分けまとめ

- BASE → 初心者、個人クリエイター、副業向け
- STORES → 中小企業、スモールビジネス、本格運営向け
比較表まとめ
| 項目 | BASE | STORES |
| 初期費用 | 無料 | 無料 |
| 月額費用 | 無料 | 無料 / 2,980円 |
| 決済手数料 | 3.6%+40円 | 5% / 3.6% |
| サービス料 | 3% | 無料 |
| 機能拡張 | アプリで自由度高い | シンプルで直感的 |
| 集客力 | SNSに強い | 広告や分析に強い |
👉 小さく始めたいなら BASE
、売上拡大を目指すなら STORES。
まとめ|あなたに合ったネットショップ開設サービスは?

- 副業・趣味で始めたい → BASE
- 本格的に事業として拡大したい → STORES
どちらも無料で始められるので、まずは試してみるのがおすすめです。

