ネットショップでクレジット決済導入するならどこ？手数料比較ランキング

ネットショップとクレジット決済の基本知識
1. クレジット決済導入のメリット
2. 手数料が売上に与える影響
主要ネットショップサービスのクレジット決済手数料【比較表あり】
各サービスの詳細
クレジット決済手数料比較ランキング
クレジット決済以外の導入可能な決済方法
ネットショップの収益を最大化するコツ
まとめ｜自分のショップに合った決済方法を選ぼう

ネットショップとクレジット決済の基本知識

クレジット決済導入のメリット

ネットショップにおけるクレジット決済は、売上を伸ばすための必須要素です。
現金振込や代引きよりも、クレジットカード決済を導入しているショップは成約率が高いことがデータでも示されています。

特にネットショップを初めて開設する人にとっては、クレジット決済の導入ハードルを下げることで購入率を上げられます。

手数料が売上に与える影響

クレジット決済には「決済手数料」が必ずかかります。
例えば売上10万円、決済手数料が3.6%の場合、3,600円が手数料として引かれる仕組みです。

そのため、長期的に見ると「手数料の差」がショップ運営に大きな影響を与えるため、各サービスの比較が重要です。

主要ネットショップサービスのクレジット決済手数料【比較表あり】

以下に主要サービス5社の手数料を比較表にまとめました。

サービス	クレジット決済手数料	振込手数料	振込サイクル	特徴
BASE	3.6% + 40円	250円（振込申請毎）	最短翌営業日	初心者向け。導入ハードルが低い
カラーミーショップ	3.6%～	0～数百円	月末締め翌月末払い	本格EC向け。自由度が高い
Shypify	3.25%～3.9%	無料	月2回程度	世界で人気。海外販売にも強い
STORES	3.6%	無料	月2回	シンプル設計。初心者向け
イージーマイショップ	3.6%～	0円	月末締め翌月末	低コスト。中小規模向け

各サービスの詳細

BASEのクレジット決済手数料と特徴

手数料：3.6%＋40円
メリット：初心者にやさしい、初期費用無料
デメリット：少額取引では40円の固定費が負担に

👉 BASE の公式ページはこちら

カラーミーショップのクレジット決済手数料と特徴

手数料：3.6%～
メリット：自由度が高く、デザインや機能を細かくカスタマイズ可能
デメリット：初心者にはやや難しい

👉 カラーミーショップ公式はこちら

Shopifyのクレジット決済手数料と特徴

手数料：3.25%～3.9%
メリット：海外販売や多通貨決済に強い
デメリット：月額料金が必須

👉 Shopify公式サイト

STORESのクレジット決済手数料と特徴

手数料：3.6%
メリット：無料プランあり、UIがシンプル
デメリット：拡張性が低い

👉 STORES 公式ページ

イージーマイショップのクレジット決済手数料と特徴

手数料：3.6%～
メリット：低コスト運営、固定費無料プランあり
デメリット：機能はシンプルで大規模には不向き

👉 イージーマイショップ公式ページはこちら

クレジット決済手数料比較ランキング

手数料が安いサービスランキング

1位：Shopify（3.25%～）
2位：BASE・STORES・イージーマイショップ（3.6%～）
3位：カラーミーショップ（3.6%～・条件次第で変動）

初心者におすすめのサービス

BASE：初期費用ゼロで始めやすい
STORES：操作が直感的

売上規模別おすすめサービス

小規模～個人：BASE / STORES / イージーマイショップ
中規模：カラーミーショップ
大規模・海外展開：Shopify

クレジット決済以外の導入可能な決済方法

コンビニ決済（STORES、BASEで対応）
銀行振込（ほぼ全サービス対応）
キャリア決済（BASE）
PayPayやLINE Pay（Shopify・カラーミーショップなど一部対応）

ネットショップの収益を最大化するコツ

ネットショップ運営で利益を最大化するには、「売上を増やす」「コストを抑える」「資金繰りを安定させる」ことが肝要です。

1. 手数料だけでなく振込サイクルも比較・最適化する

なぜ振込サイクルが重要か

多くのネットショップサービス・決済代行業者では、売上金が入金されるまでに「締め日 → 振込日」という期間があるため、キャッシュフローに影響します。
手数料が少し高くても入金が早い業者を選ぶことで、資金回転率を上げられるケースがあります（資金を仕入れや広告投下に回せるため）。
特に小規模・成長期のショップでは、資金繰りの余裕が少ないため、振込サイクルの違いによる影響が顕著になります。

具体的な比較ポイント・チェック項目

項目	チェックすべき内容	影響
締め日・振込日	月末締め、15日締め、翌月払いなど	支払い・仕入れのタイミングとずれが出る
振込手数料	申請ごと、回数制限、無料枠あり	小口売上では手数料が重荷に
最短振込	一部サービスは最短翌営業日など対応	急ぎの運転資金確保に有効
入金不可期間・保留期間	クレジット決済で返金・チャージバック対応のため保留期間がある場合	入金時点が後ろ倒しになることがある

実施戦略

各決済業者（例：BASE、STORES、Shopify、カラーミーショップ等）の「入金サイクル／条件」を一覧化し、実売上規模でシミュレーションする。
売上変動がある月（繁忙期／閑散期）を想定し、手数料＋振込サイクルを合算した実質コストを比較する。
手数料と振込サイクルのバランスが取れた決済構成を複数持つ（例えば、主要商品は即時入金可能な決済、割高だが早い入金、など）ことでリスク分散。
将来的に売上が伸びたときに切り替え可能な決済代行業者を検討しておく。

2. 集客を強化（SNS・SEO・オフライン連携など）

売上を上げるには「集客」の質と量が重要です。ここを強化できるかどうかで、ネットショップの成長が大きく変わります。

主な集客チャネルと実践方法

SEO（検索エンジン最適化）
- 商品名・カテゴリ名・説明文に適切なキーワードを含める
- スキーママークアップ（商品スキーマ、レビュー評価スキーマなど）を使ってリッチスニペットを目指す
- オリジナルコンテンツ（ブログ、ハウツー記事、レビュー解説など）を定期的に追加
- 内部リンク設計とサイト構造を整理してクローラビリティを高める
- ページ表示速度を改善（画像最適化、キャッシュ、有効なホスティング）
SNSマーケティング
- Instagram、X（旧Twitter）、TikTok、Pinterest、YouTube など、商品カテゴリ／ターゲット層に合ったプラットフォーム活用
- 日常的な投稿でファンを育てる（商品紹介だけでなく裏側、制作風景、顧客レビュー紹介など）
- SNS広告を適切に使う（興味・関心ベース、リターゲティング）
- UGC（ユーザー投稿）を促すキャンペーン・ハッシュタグ活用
メールマーケティング / ストア内通知
- メルマガ登録インセンティブを設け、定期的に再訪・購入を促す
- カート放棄者へのフォロー通知・リマインダー
- 会員向けセール・クーポン配布
他チャネル・リアルとの連携
- 実店舗やポップアップ出店で来店客にオンラインへの誘導
- コラボ企画、イベント、展示会で知名度を上げる
- インフルエンサーやブロガーとのタイアップ
リターゲティング広告・マーケティングオートメーション
- サイト訪問者（カート放棄者を含む）を対象にリターゲティング広告
- 顧客購入履歴をもとに、次回提案／クロスセル／アップセル施策

KGI / KPI設計とPDCA回転

目標（KGI）：月間売上、利益率、顧客獲得数、リピート率など
KPI例：流入数（SEO・広告）、CVR（成約率）、カート放棄率、平均客単価、顧客LTV
月次／週次で各指標をチェックし、改善施策を試行 → 効果検証 → 次の改善へ

3. ランニングコストを抑える

売上を伸ばすだけでなく、固定費や変動費を管理・最適化することで利益を押し上げられます。

主なコスト項目と見直し手法

コスト種別	見直し対象	方法・工夫
プラットフォーム利用料	月額費・課金プラン・拡張アプリ費用	利用頻度・効果と見合うプランに変更、不要なアプリをオフに
決済手数料	決済代行手数料、口座振込手数料	上記「手数料＋振込サイクル」での比較最適化、交渉可能な場合は見直し
広告費用	リスティング、SNS広告、アフィリエイト報酬	広告ROIを定期検証、無駄な出稿は止め、低費用チャネルにシフト
物流・発送コスト	梱包資材、送料、外部倉庫利用料	送料体系の見直し（送料込み/別口）、まとめ発送、梱包最適化、配送業者交渉
在庫保管コスト	倉庫保管料、在庫回転率低下商品	ロット調整、在庫削減、倉庫見直し、ドロップシッピング取り入れ
人件費・外注費	内部運用・デザイン・システム保守	業務自動化（ツール活用）、タスク整理、外注先見直し