風景画や人物画のように
目の前にある絵を上手く描きたい人は
この記事を読んでも意味がありません。
逆に現実にないものや頭の中にある独自の世界観を
具現化させたいと言う人にとってはこの記事は参考になると思います。
「人と違う絵を描きたい」
そんな想いを持っている人の為に
本記事では熊内孝之がどのようにして
独創的な絵を描いているのかについて詳しく解説していきます。
独創的な絵の描き方
![独創的な絵の描き方]()
『現実にはないモノを描くのは簡単です』
なぜなら、現実には存在しない=正解がないからです。
静物画や人物画というのは
目の前に見えている形や色が正解で
それを水彩画や油絵などで
それぞれの特徴を出していきます。
独創的な絵は、そうした静物画や人物画とは異なり
目の前にないものを現実的に描くことで世界観を表現する為
大小、色、形が違っていても
「僕にはこう見えているんです」
「僕が描きたい世界、表現したい世界はこうなんです」
と言えばそれが正解になります。
実際、現実にはないモノを描くのは簡単と言いつつも
魅力的なモノにするのはまた別の話ですので
その方法について詳しく解説していきたいと思います。
◆描きたいモチーフを組み合わせる
『描きたいモノを描くのが表現者です』
画家にもいろんな画家がいるので
今から解説する内容はあくまでも熊内孝之はこう思うという
画家の在り方になりますが
画家は描きたいモノを描かないと画家として活動する意味はないと思っています。
安易に売れそうな絵ばかりを描いているのであれば
そこには表現したい想いやメッセージというものは
込められていないように感じます。
だから、僕は描きたいモチーフを選ぶ作業から始めます。
その描きたいモチーフから、形を変えたり
そのモチーフに込められたメッセージなどを創造しながら
それに合わせる別のモチーフを考えていきます。
僕の絵には全てストーリーがあり
そのストーリーは見る人によって異なる事もありますが
発信している内容は絵を見る人、飾る人にとって
プラスな気持ちになってほしいという軸を持っています。
このような背景から描きたいモチーフを2~3個ほど選んで
左右、前後、大きさなどおおまかな全体図を作成していくのです。
◆黄金比でバランスを整える
『黄金比によって人が見て心地良い絵に変化させます』
黄金比(1:1.6)は人類共通に美しいと感じる比率の事を言います。
これを選んだモチーフにすべて当てはめていきます。
「木」を描いたのであれば
幹の部分や葉の部分、全体の形など
すべてを1:1.6の比率にしていきます。
単体でどうしてもその比率にできない場合は
他のモチーフと組み合わせた時に
その比率になるように調整したりします。
この画像のように下書きでは
細かく長さを計算し、この作業が終わってからでないと
実際にキャンバスに絵の具を乗せる事はありません。
この黄金比が熊内孝之が描く絵の基盤となっていると言えます。
◆独自のタッチで立体感を出す
『この描き方に辿り着くまでにいろんな人の絵を見てきました』
独自のタッチと言っても
「僕だけの描き方」と言っている訳ではありません。
何世紀も前から有名が画家が
いろんな手法で描いてきたように
今この時代に新しい手法で描いている人は存在しません。
僕もいろんな人の絵の描き方を参考にして
自分の世界観と合う手法を用いて描いています。
つまり、僕が徹底してきたのは徹底的な「真似」です。
絵の具から画材など、いろんな人の情報を得ながら
それを組み合わせて描いています。
この立体感を出す為に
上から何度も何度も塗り重ねていき
光と影を極端に表現する事で重さを表現しました。
これによって高級感も感じられる作品となり
多くの人に魅力た伝わりやすくなっています。
絵を描くことで身につく能力
![絵を描くことで身につく能力]()
『普段使わない右脳を集中的に使う事で能力がアップします』
絵を描くことで「観察力」「創造力」「表現力」が身につきます。
これは右脳を使う事によって記憶力が向上すると言われていて
何かを観察して記憶を留めておく為に
とても重要な役割を担っているとされています。
その中で頭の中で様々なイメージを思い描く事ができ
ひらめきや直観と能力も伸ばすことができる事から
創造力や表現力が身につくと言われています。
普段使わない能力を伸ばす事で視野が広がり
日常生活から様々な発見や気付きが生まれることから
絵を描いたり、創作活動をする事はビジネスでも活かす事が可能になります。
まずは楽しみながら絵を描く為に
これまで説明した独創的な絵の描き方を実践してみてください。
上手く描く事ができれば、自分自身の新たな一面を発見するだけでなく
様々な能力を伸ばす事で人生をより豊かにしていくでしょう。