「オフィスにアートを取り入れると
どんな効果があるの?」
「リモートワークが進む中
オフィスにアートって必要?」
オシャレなオフィスが増えると同時に
オフィスにアートを取り入れる企業も増えてきています。
アート作品は安価なものではなく
企業側は当然、その投資に対して費用対効果というものを見越して
オフィスにアートを取り入れています。
では具体的にどのような効果を期待して
オフィスにアートを取り入れているのか
オフィスアートの重要性について詳しく解説していきます。
オフィスにアートを取り入れる3つの効果【アートは働く環境に刺激を与える】
![]()
『オフィスにアートを取り入れる企業は増え続けています』
僕自身、いろんな企業を訪問する中で思ったことは
オフィスの雰囲気によって企業の印象がガラっと変わるという事です。
オシャレで洗練されていて、尚且つ個性的なオフィスであれば
訪問している側もテンションが上がりますし
働く側もきっとワクワクしながら仕事をしているんだろうなという
外側だけでなく内部環境にまで意識を向ける事に繋がります。
これは僕だけではなく、多くの人がこのようの印象を
持ったことがあるのではないでしょうか。
その中でもやはり印象に残りやすいのはオフィスアートです。
インテリアや観葉植物などは、ある程度デザインが決まっていて
どこの企業でも似通っているものがたくさんありますが
アートを取り入れる事によって一気に個性を発揮する事ができます。
海外(先進国)では8割以上の企業がアートをオフィスに取り入れていて
日本でもそうした企業が増え続けているのです。
◆アートで感性を刺激
『アートな空間は感性を刺激して創造力をかきたてます』
脳は美しいものをみると活性化します。
「絵が人に与える心理的効果」についてはコチラの記事で詳しく解説していますが
オフィスをアートによって独創的な雰囲気へと変化させると
それだけ脳を刺激する機会が増えます。
ストレスを軽減させたり癒し効果によってリラックスできる環境では
新しいアイデアを生み出しやすくなる傾向があります。
脳を酷使するオフィス環境だからこそ
ほんの少しの工夫で生産性が上がる事がわかっている為
多くの企業ではアートに投資しても相応の見返りがあると考えます。
◆企業の価値観や方針、理念を共有
『企業の想いを可視化する事で浸透率が上がります』
今までは企業理念を言葉で長々と説明する事が当たり前でした。
言葉で具体化する事がなくなる事はありませんが
アートによって抽象化する事は、今後とても重要になってきます。
企業の価値観やビジョンは言葉だと時間が経てば薄れていきますが
アートによっていつでも見られる環境を作る事によって
無意識に社員一人一人に浸透させていく事ができます。
上から押さえつけるように上司が部下に
「企業のビジョンはこうだ!」と説明すると反発する人が必ず出てきますが
アートのように間接的な伝え方をすると
自分の中で解釈して自己解決する為、反発が起こりません。
それによって浸透率が上がり、全員が同じ方向に進む事ができるようになります。
◆企業ブランドやイメージの向上
『オフィスアートで企業の印象が決まります』
冒頭でも説明しましたが
オシャレで独創的なオフィスは訪問者の印象に残ります。
そして、その印象が良くないと企業ブランドやイメージは確実に下がります。
ただ、どこにでもあるようなオシャレなインテリアや観葉植物を飾るだけでは
企業イメージには繋がりません。
アートのように他の企業にはない独創性のあるものでないと
企業ブランドやイメージの向上には繋がらないのです。
時代の流れと共に企業を選ぶ基準として
オフィスのデザイン性を重視している学生が増えてきている事から
今後はそうした感覚的な部分がビジネスでも活きてくる事が予想されます。
このような流れから企業そのものを印象付ける
アートを取り入れたオフィスづくりというものが必要不可欠なりつつあります。
リモートワーク時代のオフィスアートの在り方
![]()
『オフィスは仕事をする場所から共有・共感の場所へと変化します』
リモートワーク化が進む中で
オフィスの必要性が薄れてきました。
在宅で勤務をしても生産性が落ちないという事がわかり
わざわざ交通費や時間を削って会社に出社するメリットがなくなってきて
「縮小移転」という言葉がトレンド入りしたこともあり
オフィスにかける固定費を削減する企業も増えてきています。
そうした背景の中、本当にオフィスは不必要になってしまうのかというと
一概にそうとは言い切れません。
今まで仕事をする場所として機能していたオフィスは
社員同士のコミュニケーションや社外に向けたシンボルとして
共有の場所へと変化していきます。
AIによって自動化が進む中で
人と人とのコミュニケーションがなくなることはありません。
逆にそれを求める方向へと進むのではないかと思います。
そうなると社員同士が集まる場所というのは必要となり
そこでビジョンを共有したり、社外の人へのシンボルとして存在を示す意味でも
オフィスそのものが縮小したとしても無くなる事はないと思います。
そしてそこに企業を象徴するようなアートがある事によって
採用活動がしやすくなったり、希薄になった社員との目的意識を明確にしたり
社外へのPRへと繋がったりと共有・共感する場所となります。
だからこそ、オフィスアートというものは
これから絶対的に必要なものとして需要が増えていくと予想できるのです。
アートに関心が薄い日本であっても
ビジネスに関心が高い日本人はたくさんいます。
ビジネスからアートに関心を持つ時代は
もうそこまで近づいてきているのではないでしょうか。