日本は先進国であるのにも関わらず
アートの市場は世界的にみても大きくありません。
絵を飾る習慣がなければ
アートを投資の対象として見ている人も少ない。
文化として根付いていない中
文化として根付かせる為の活動は途方もなく
無謀な挑戦だと言えます。
そうしたアートを日常に溢れた環境にする為に
アートに興味がない人にアートを届け
芸術を普及する活動を僕自身続けています。
本記事では、芸術を普及する為にどんな活動をしているのか
芸術を普及した未来に何が待っているのかについて
熊内孝之が考えている事を解説していきます。
芸術を普及する活動【アートに興味がない人にアートを届けたい】
![芸術を普及する活動【アートに興味がない人にアートを届けたい】]()
『日本人は絵に興味はなくても、おしゃれには興味がある』
ファッションやセンスの良い家具、おしゃれな建物など
アートに興味がなかったとしても
おしゃれなモノに日本人は興味を持っています。
同じ感性の中でも個性を出したいと思っている人は多く
物が溢れていて、ある程度均一化された現代では
大きく外れることのない差別化という個性に価値を感じるようになりました。
テクノロジーの進歩によって最新のデジタル機器やAIによる自動化など
様々な商品やサービスが生み出される中
昔から戦争や革命など、どのような状況であっても
アートという文化は日本やどの国であっても
今もなお価値のある作品として生き残り続けています。
こうした背景から、アートは生活必需品ではない位置づけのように見えて
生きていく上で必要で価値があるモノだと
日本人も無意識のうちに感じているのではないかと思います。
おしゃれ好きな日本人にとって
アートは身近な存在ではないだけで、価値を感じるきっかけがあれば
生きていく為に必要なものとして認識できる可能性は十分にあり
それが人生を豊かにすると僕自身は感じています。
アートは人に癒しや安らぎを与えてくれる生活必需品です。
それが日常で習慣化する事は幸せに繋がると信じ
芸術を普及する活動を始めました。
ロココロの可能性【芸術を普及するツール】
![ロココロの可能性【芸術を普及するツール】]()
『ロココロは手軽に飾れる置き型絵画インテリアです』
日本の家は一軒家よりも賃貸の方が多く
壁掛けする為に壁に穴をあける事に抵抗感がある人がほとんどだと思います。
そんなマイナス要素が気になって
絵を飾る事を躊躇しないように
置くだけで飾れる絵画インテリア「ロココロ」を作りました。
重量感と幅があるので置いても安定感があり
小さくて場所を選ばないのでドコでも飾る事ができます。
また、「絵=高級品」という固定観念を払拭する為に
なるべく安価な価格設定にする事で
アートに興味がない人でも興味を持ってもらいやすくしました。
絵が売れる度に画家へはコミッションが入るように設定をし
気に入った画家を応援できる仕組みを作る事で
画家の支援も同時に行えるようにしています。
そんなロココロは今では毎月50個以上問い合わせをいただくまでになり
リピーターの数もどんどん増え続けています。
地道な活動にはなりますが
これから1年後2年後にはさらに認知度を高めている事は間違いありません。
芸術を普及した先の未来
![芸術を普及した先の未来]()
『芸術が広まれば画家としての活動の幅が広がります』
僕自身画家として活動している中で
冒頭でも説明したように日本市場のマーケットが小さい事によって
活動の方法が限られてしまう事が現状です。
それはどうしても海外に目を向けて
アメリカや中国の巨大マーケットの中で
活動した方が評価されやすく、収入を得やすいのは事実であり
そうした方面で活躍できる方法をさがしてしまいます。
でも、日本マーケットはまだまだ発展途上である事から
目を背けるのも違っていると思っていて
人口が減少している中でも、日本のアートマーケットは伸びしろが大きく
今後画家が画家として活動できるフィールドを作る為に
個人個人が創意工夫をしながら
芸術を普及していく活動はアーティスト活動をする上で必須になると考えています。
「芸術を日常に」
このコンセプトを掲げながら
絵を飾る事を習慣化させる為に
画家が職業として認知される世の中にしていく事を一つの目標として
活動を続けていきたいと思います。