デザイン思考(デザイン・シンキング)とは?【世界で活躍している企業が実践している思考法】

デザイン思考(デザイン・シンキング)とは?【世界で活躍している企業が実践している思考法】art
「デザイン思考について
具体的に教えてほしい」
「デザイン思考を多くの企業が
使っている理由ってなに?」
世界でイノベーションを起こしている
AppleやGoogle、Facebookといった企業では
必ずと言っていい程デザイン思考を用いられています。


この事からビジネスをする上でデザイン思考が重要であり
世界で活躍する為には必要不可欠な思考法である事がわかります。

でも、デザイン思考って聞いた事はあるけど
いざ説明しろと言われると困ってしまう人はたくさんいるのではないでしょうか。


本記事では、そんなデザイン思考とは具体的にどのような思考法なのか
なぜ世界で活躍する為にはデザイン思考が必要なのかについて
詳しく解説していきたいと思います。

デザイン思考(デザイン・シンキング)とは?

『デザイン思考とはユーザー目線を軸とした問題解決の考え方の事です』


もともとデザイナーがデザインを考える時の思考法や手法がベースとなっており
そのプロセスをあらゆるビジネスに応用することによって
新しい可能性を発見するための問題解決ができるとして
多くの企業が取り入れるようになりました。

基本的に仮説と検証を繰り返しながら
最適な問題解決へと導いていく事を重視している事から
「実験的思考法」と言われています。


このデザイン思考を用いる事によって
まだ世間が問題と気付いていないような問題を発見し
新しい革新的でクリエイティブなアイデアが生まれるようになります。

◆デザイン思考の5つのプロセス

『デザイン思考は5つのステップを繰り返し行います』


共感(Empathise):ユーザーが何を考え求めているのか

 ↓
定義(Define):ユーザーの真に求めているものはなにか

 ↓
概念化(Ideate):仮説を立ててアイデアを生み出す

 ↓
施策(Prototype):アイデアを具現化

 ↓
テスト(Test):テストして検証、改善を繰り返す


このようなステップを踏んで問題解決へと導いていく事が
デザイン思考と言われています。


ここで重要になってくるのが
あくまで「ユーザー目線である」という事と
「何回も繰り返し試行錯誤する」という事です。

場合によっては、このステップの順番通りにいかない事もあり
テストして出た答えによっては「仮説」に戻る場合もあれば
「共感」から見直す場合もあります。


ユーザー目線でありながら、ユーザーがまだ気づいていないような
真に求めているものを生み出す為には
このような途方もないプロセスを繰り返す必要があるのです。

◆デザイン思考によって企業を成長させたApple

『Appleはデザイン思考によってイノベーションを起こしました』


一般的な企業ではコストを気にしたり機能を重視して
それにデザインを合わせるといった方法で商品開発をしますが
Appleは企業目線を一切排除した
ユーザー目線のデザインを徹底する事によって成功する事ができました。


なのでApple製品は使いやすさでいうと
他の商品と比べても群を抜いていると思います。

また、「人」が使う事にフォーカスしているので
ライトの光やボランを押した時の感触
画面をスライドした時の自然さなどに違和感を感じないように徹底しています。


シンプルな「美」を追求することで、コストが高くなったとしても
世の中に良い物を提供し続けるというAppleの理念は
誰もが納得できるデザイン思考の成功事例だと言えるでしょう。

デザイン思考の問題点

『クリエイティブな発想でイノベーションを起こせる人は限られています』


極論でいうと「デザイン思考」を使えば全てがうまくいく訳ではありません。


ユーザーがまだ気づいていない問題点に到達する為には
並大抵の知識量や人と異なる視点を持つセンスなど
通常では気付けない部分に気付く能力が必要になってくるからです。

Appleでいうとスティーブ・ジョブズがいたから
ipod、iphone、ipadなどが生まれました。


彼が復帰するまでは、優秀な社員が数多く存在するAppleですら
次にイノベーションを起こす商品を開発できずに困っていました。

だから、イノベーションを起こせる人物として
一度解雇したジョブズを呼び戻したのです。


この事からもわかるように、たった一人のアイデアとリーダーシップによって
デザイン思考は良いものになる事もあれば
価値がないものを生み出す可能性もあります。

アート思考のように新しいものを生み出すのではなく
「1」あるものを「100」にする改善にフォーカスしたデザイン思考には
こうした落とし穴があるように感じます。

ただ、今ある商品やユーザーが真に求めているものを見つけた時
より良いものを生み出す為のアプローチとして
デザイン思考を使う事は最も効率的かつ効果がある手法だと考えられます。
アート思考については
「アート思考(アートシンキング)ってなに?
【ビジネスに活用する方法を徹底解析】」
こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。

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