世界中に名を残している画家は
紆余曲折いろんな人生を歩んでいます。
そうした有名画家はどのようにして
成功を手に入れたのか。
共通した能力はあるのか。
そんな疑問について
実例を交えながら分かりやすく解説していきます。
画家の成功は失敗と挫折から生まれる
![画家の成功は失敗と挫折から生まれる]()
『芸術家には運だけで有名になった人はいません』
誰でも努力していて、考えていて、行動していて
その中で運という要素を掴み取る能力があって
成功を手に入れています。
あぐらをかいているだけで
多くの人を感動できる絵を
描ける人なんていないと思ってください。
では、画家として有名になった人達は
どんな人生を歩んでいたのかについて
簡潔にまとめてみましたので参考にしてみてください。
◆ゴッホは自分の心に素直だった
『ゴッホは絵が下手だと烙印を押されても関係なかった』
絵の記述を学ぼうと30歳の時に学校に通っても
10歳のコースから始めた方がいいと言われたり
コミュニケーションがうまくいかなくて学校をやめたり
画廊をはじめても全然うまくいかなかったり
とにかく紆余曲折
いろんな挫折と失敗をゴッホは経験してきました。
普通の人ならすぐ諦めてしまう場面でも
ゴッホは自分の心の声を指針として
行動し続けました。
風景画を描いたり
人物画ばかりを描く画家になったり
リアリズムを追求するなど、自分を枠に固定せず
とにかくいろんな事を実際に行動していき
考え方ややり方をいろいろ試した結果
世界的に評価される1億ドルを超える作品が生まれました。
もともと絵の才能なんてなかった…わけでなかったが
従来の描き方にゴッホは向いていなかった…だから
独自の方法を模索して今の描き方に辿り着いた。
試行錯誤の連続。
それがゴッホが成功した大きな要因だったんです。
大きな挫折からゴーギャンは生まれた
『ゴーギャンはもともと画家ではありませんでした』
もともとは株式ブローカーとして
それなりの収入を得ていたビジネスマンでした。
それが株価の大暴落によって
なにもかも失ってしまいます。
ただ、彼はここから通常の人とは別の行動をしました。
普通なら再就職したり
得意の株式でもう一度チャレンジしたり
これまで経歴を利用して復帰しようと試みるはず。
でも彼はなにもなくなったことで
「自分のやりたいことをやろう」
と思い切った行動に出たのです。
何もかも失うような大きな挫折がなければ
なに不自由ない生活が約束された状態で
画家になるなんて発想にはならなかったと思います。
でも、人生どこでどう転ぶかなんて誰にもわかりません。
これだけ大きな失敗があったからこそ
画家としてのゴーギャンが生まれました。
とにかく動き出せば昨日よりも前に進むことができ
自分の人生と向き合った時にはじめて
人生が大きく動き出すのかもしれません。
◆努力量で圧倒するピカソ
『ピカソが生涯描いた絵は14万点以上・・・』
ピカソは芸術家の中でも
圧倒的な作品数を誇っています。
それは14万点以上。
どれだけのスピードで1枚の絵を完成させていたんだと思うくらい
膨大な数の絵を描いています。
また、ピカソの絵は初期の頃から
描き方や構図がまったく違っています。
それはピカソ自身が理想の絵を追い求め
試行錯誤していく過程の中で
右往左往しながら、悩みながら、迷いながら
それでも歩みを止めなかった証でもあります。
今のような抽象画を描くようになってピカソは
「ようやく子供のような絵を描けるようになった」
と言っているように。
彼はその絵を描く為に
そうとう努力して辿り着いたのだと思います。
どんな世界でも、努力に勝る才能はないことを
芸術の世界で証明してくれた人でもあるのです。
枠にとらわれない生き方
![枠にとらわれない生き方]()
『成功している画家は自分自身と向き合う力を持っている』
多くの人は夢を目指す前に夢を諦めていて
「どうせ自分にはできない・・・」
「可能性が低いならやっても無駄・・・」
このようにやる前から見切りをつけて
最初の一歩を踏み出すことすらしない。
自分自身に制限をかけてしまっているのです。
「本当にやりたい事はなに？」
「目標を達成する為には今なにをするべきなの？」
そんな自問自答を繰り返し
普通の人が「難しいだろう」と感じてしまうようなことでも
確実に一歩ずつ前に進み
試行錯誤していく中で夢や目標へと近づく事ができる。
それが枠にとらわれない生き方であり
人生と向き合う事でもあるのです。
