「今の会社を辞めて
他の会社に転職したいけど
転職回数が気になる…」
「転職回数が多いと
選考に影響するってほんとう?」
転職回数が多いと内定してもらえる確率が低くなるんじゃないかと
不安になる方はたくさんいると思います。
日本は欧米と比較してもまだまだ転職回数をシビアに受け止める傾向があります。
面接する側としても「なんでこんなに転職してるんだろう?」と
マイナスから入る人も少なくありません。
今回はそんな人の為に転職回数が多いと選考に影響するのか
内定獲得率を上げる方法や失敗する人の特徴について詳しく解説していきます。
この記事を書いている僕はフリーランスとして活動する前は
4回転職を繰り返した経験があります。
実際に体験した内容や内定を獲得しやすいコツなども含めて
お話ししていきたいと思います。
転職回数が多くても内定を獲得する方法【転職に悲観的な日本の現状】
![転職回数が多くても内定を獲得する方法【転職に悲観的な日本の現状】]()
『日本はまだまだ転職に良い印象はありません』
転職回数が1回目とか2回目とかであれば
まだ悪い印象は持たれませんが
3回以上になってくると面接する側は
必ずその部分を突いてきます。
それはイジワルしたからとかじゃなくて
面接する側も上司に報告する時に突っ込まれる可能性が高かったり
単純になぜ?って気持ちもあるので
フラットな気持ちで聴いてくれる人も多いのですが
中にはあからさまに嫌悪感を表してくる人もいますね。
それは今までの文化や先入観があるので仕方のないことです。
面接でそれを払拭するくらいの説明が出来れば
たいていの場合は問題ないので安心してください。
むしろ面接に進めている時点で勝負できる環境があるのは
「あなたに興味がある」という事だからプラスに捉えていいでしょう。
こうした日本の現状も踏まえて
転職回数が多い事によって影響するないようについて解説していきます。
転職回数は選考に影響する事はあります
![転職回数は選考に影響する事はあります]()
『異業種にばかり転職している場合は不利に働きます』
転職する時に一番見られるのは転職している業種です。
1社目がサービス業、2社目が営業、3社目がIT業界のように
まったくバラバラな転職を繰り返してる。
もしくは、1社目、2社目、3社目のスパンが短い(6カ月以内)
などの場合は、どうしても選考に影響します。
この場合は書類選考の段階で断られる事多く
運良く面接に進めたとしてもうまく説明できなければ
確実に落とされてしまうでしょう。
ただ、専門的なスキルや資格などを持っている人は
比較的転職回数が多くても問題はありません。
企業側として転職する人に求めているのは
「即戦力」
「長期的に働いてくれそうな人」
主にこの2つを軸として見ているので
専門的なスキルや資格が無かったとしても
面接官にその部分をアピールできれば内定を獲得する確率は上がります。
年齢が影響するタイミング
![年齢が影響するタイミング]()
『30代から選考に影響がでます』
20代であれば転職に関して年齢が障壁になることは無いでしょう。
ただ、30代の場合は
30歳まで、32歳まで、35歳まで、このタイミングで区切られる為
35歳を超えると転職は一気に足切りされてしまいます。
なので35歳以上の場合は特別企業側が採用するメリットがないと
「何も無いのに採用してくれることは無い」
と思ってください。
※専門的な業種やスキルがある場合は別です。
厳しい言い方をすると
・35歳で転職4回
・すべて異業種
・新しく面接する業種は未経験
この条件だと希望業種にいく事はほとんど不可能です。
ただ、このような条件だったとしても採用してもらえる方法が
一つだけあります。
この記事の最後に説明させていただきます。
面接を失敗する人の特徴
![面接を失敗する人の特徴]()
『職歴に一貫性が無い人は失敗します』
企業側が知りたいのは
「なぜ転職を繰り返したのか?」
その明確な答えを知りたいのです。
それが
「職場環境が自分と合わなかったから」
「自分を活かせる仕事が他にもあると思ったから」
このような曖昧かつ他責の理由を述べているようでは
「どうせうちに来てもすぐ辞めてしまうだろう」
と思われてその場で不採用になってしまいます。
もしくはどれだけポジティブで辞めた理由が
上記のような内容で無かったとしても
本心でその会社に入りたい熱意が無ければ相手には伝わりません。
言葉は正直です。
どれだけ練習しても
普段から考えている本当の気持ちには勝てない事を覚えておきましょう。
内定を獲得する面接のコツ

『ストーリーで経歴を説明すると2倍伝わります』
失敗する人の特徴でも説明したように
一貫性が無ければ失敗します。
でも、職歴に一貫性が無くても
ストーリーがあれば相手は納得してくれるのです。
例えば僕の場合で言うと
1社目:飲食店+ホテル(接客業)/年数1年
2社目:IT関係(営業)/年数6カ月
3社目:ブライダル関係(プランナー)/年数5年
これは僕の経歴の一部ですが、このような仕事をしてきました。
この経歴で簡潔にストーリーを説明すると以下のようになります。
・接客業をしながら多くの経営者と出会う
⇒コンドミニアムタイプのホテルでオーナーがたくさんいた
⇒起業家精神を養う研修プログラムを組まれていた
以上の理由から「いつか自分で事業を起こす事を決意。
↓
・起業するなら営業は必要不可欠だと考えすぐ行動
⇒ゴリゴリの飛び込み営業会社で人生初めての挫折
⇒朝は始発、夜は終電、毎日罵倒の連続で心が病む
正直に耐えられなかった経緯を説明(6カ月しか働いていない為)
↓
・このままだとダメだとコミュニケーション力を
伸ばす為ブライダルに飛び込む
⇒プランナーは老若男女数多くの人と話す機会がある
⇒もともとブライダルに興味があったが
1社目がリーマンショックでブライダル事業が無くなった経緯がある
売上で成績を出し管理職として多くの経験を積む。
このようにマイナスな部分も正直に
「あの時は情けない話ですけど正直辛かったですね…」
といった感じで話すとマイナスな印象は持たれません。
逆に挫折した事は今の糧になっていると面接の中で話せば
プラスの経験として捉えてくれます。
こうしたストーリーで説明すると
毎回未経験で初めての業種だったとしても
転職してきた経緯に一貫性があり
内定をもらえる確率はアップします。
これに続けて最後入社したい会社へのアピールをすればいいだけ。
そんなエピソード持ってないという人でも
今までの人生を魅力的に色付けすれば
同じように一貫性を持たせる事は誰でも出来ます。
その為には一度時間をかけて振り返らなければなりません。
転職回数はマイナスに働きやすい為
それなりの武器を持って挑むしかないのです。
でも、その準備をしっかりとしていけば
転職回数が多かったとしても問題ありません。
転職は人生を大きく変える重要なターニングポイント。
最初から難しいと諦めるでは無く
自分にできる最大限のアピールをして
理想の仕事をさがしましょう。