「ノンバーバル・コミュニケーションって
どんな効果があるの?」
ノンバーバル・コミュニケーションは
人間の表情やしぐさなどで使われることが多いのですが
アートも非言語のコミュニケーションの一つだと考えられています。
非言語のコミュニケーションは人と人との関係性を良くする力を持っていて
それはアートも例外ではありません。
本記事ではそんな言葉を使わないコミュニケーションの具体的な効果や
アートによって平和へと繋がる理由や根拠について詳しく解説していきます。
アートが平和に繋がる理由【ノンバーバル・コミュニケーションの力】
![アートが平和に繋がる理由【ノンバーバル・コミュニケーションの力】]()
『非言語のコミュニケーションが圧倒的に人に影響を与えます』
メラビアンの法則を思い出してもらえればわかりやすいのですが
・見た目や表情などの態度が55%
・声の大きさや話し方、質などが38%
・言葉の内容が7%
といったように、人が誰かに何かを伝えたい時
93%は非言語の部分から相手のメッセージを受け取っています。
言葉の内容よりも話している相手の身振り手振り、声の大きさや質などから
相手の言っている言葉を理解して
信用できるできないといった判断をしている事から
いかにノンバーバル・コミュニケーションが大切なのかがわかります。
実際に文字だけでコミュニケーションをとると
細かいニュアンスが伝わりにくいから
電話や実際に会って話した経験がある人は少なくないと思います。
それだけ人は言葉以外の部分を重要視している生き物なのです。
◆ノンバーバル・コミュニケーションの特徴
『非言語だけだと細かい内容までは伝わりません』
言葉と同時に非言語の部分にも注意する事によって
はじめて気持ちや内容の意図を伝えられるのに対して
非言語のみで相手に何かを伝えようとした時に
伝えてはいけない感情までも伝えてしまう可能性がある為
コントロールがとても難しいという特徴があります。
時代や国によっても伝わり方が異なったりして
対人とのコミュニケーションにおいては逆に争いごとになる事もありますが
アートに関して言えば、そこには国や人種を超えて
お互いを認め合い、高め合う感情へと変化します。
◆アートは想像の世界
『ビジュアルの世界では自己完結できる環境が生まれます』
SNSを例に挙げるとツイッターとインスタグラムが
対照的でわかりやすいと思います。
ツイッターは文字だけの世界で
しかも140文字という限られた中、情報を発信しています。
そうすると、内容が不十分であったり細かいニュアンスまで伝わらない為
芸能人や一般の方であっても炎上する事が多々あります。
でもインスタグラムは文字もありますが
基本的にはビジュアルの世界なので
見た人は自分の中で想像を膨らませて良し悪しを判断し
自己完結できる環境下にあります。
なので、一旦想像するというワンクッションを置くだけで
ツイッターのようにほとんど炎上は起きません。
ツイッターとは違ってインスタグラムは平和な世界なのです。
アートはまさにビジュアルで相手にメッセージを伝える代表的な存在なので
インスタグラムのような平和な世界観を自由に発信しています。
非言語だからこそ、多くの人に気付きを与え
深いレベルにまで理解を落とし込む事ができる
アートの力は平和へと繋がる一つのツールだと考えられます。
アートによって繋がる未来
![アートによって繋がる未来]()
『アートに国や人種、文化の違いは関係ありません』
逆にそれらを尊敬し、違いを認め合うのがアートの世界だと言えます。
日本は独自の文化を築いてきた事によって
浮世絵などは海外から高い評価を受けています。
逆に日本人は海外の芸術家にインスピレーションを受ける人も多く
お互いがお互いの良い部分を尊重し合える世界共通の文化が既に構築されています。
当然、アートにも良し悪しがあり、好き嫌いや受け入れ難い事もあるなど
それは時代によっても変化してきている事から
なんでもかんでもウェルカムな分野ではありません。
でも、ピカソのような表現を最初は批判していた人達も
見方を変え、思考を変え、排除するのではなく理解しようと努めるのは
他のどの分野にもない特徴であると言えます。
※ピカソについては「ピカソから学ぶ現代に活かせるビジネススキル
【本質は今も昔も変わらない】」こちらの記事で詳しく解説しています。
こうした理由からテクノロジーの発達で言葉の壁がなくなりつつある現代において
アートによって理解し合う環境が生まれ、繋がる事ができれば
平和な世界へと一歩でも前進する事ができるのではないかと思います。
アートについてさらに詳しく知りたい方は
「芸術が求められる理由【無くならないアートの魅力について考察】」
こちらの記事で考察しているので、是非参考にしていてください。